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2017/12/12

面談通じて職場環境改善

 「個人の面談」から職場の課題を共有することで職場環境を改善することは有効な方法であるというのが本稿の筆者の主張です。この考え方は、平山のEAPコンサルティングと共通するものです。次に掲げる社会保険労務士大崎氏の主張に耳を傾けていただき、貴社のメンタルヘルス対策に役立ててください。諸対策の実施にあたっては、平山のEAPコンサルタントのアドバイスがお役に立つと思います。

 私は社会保険労務士として開業し、早いもので4年目を迎えている。振り返ると、これまでに様々な大きな変化があった。当初はたった一人、自宅でポツンと開業し、誰にも知られていないような状態だった。その後移転し、心強い仲間とともに、それぞれの得意分野を活かした社会保険労務士法人を立ち上げることになった。恵まれた環境を与えてもらえたことを心から感謝している。それからは職場のメンタルヘルス対策支援を得意とする社会保険労務士として、従業員個人と組織の生産性向上のためのイキイキ職場環境づくりに力を入れている。

 近年、職場におけるメンタルヘルス、うつ、自殺などが問題視されるようになった。
労働安全衛生法改正により50人以上の事業場ではストレスチェックが義務化された。私も昨年は精神保健福祉士として、実際に企業のストレスチェックを実施した。ストレスチェックは、セルフケアを主な目的としているが、従業員個人の意識付けの有無により、その結果が果たして信用できるものになるかどうかは変わってくる。

個別に話を聴くことから見えてくる職場の課題

 私は初めての試みとして、ストレスチェックの結果にかかわらず、希望者と長時間労働があった者の個別面談を行った。医師面談ではないため、法定外のものであるが、ここでは「話す」ことに意味がある。私の面談では「傾聴」を基本としており、対象者は「守られた環境」で話すことができる。個別に話を聴くなかで、個人の悩みはもちろんだが、その職場の課題が見えてきたりもする。
 守秘義務のため、本人の同意なしに個別の問題をほかで話すことはできない。しかし、「職場の課題」の部分に注視し、課題を共有することで、会社としてできるところから職場環境の改善に取り組むことは、職場環境を改善するための有効な方法のひとつだと思う。

個別と組織のストレスマネジメントを並行して実施することが重要

 メンタルヘルス不調となる原因は、個人的な問題から組織的な問題まで多岐にわたるため、複雑に絡み合っている場合が多い。職場のメンタルヘルス対策のポイントは、人材育成とストレスマネジメントにあるという話が聞かれる。「ストレス耐性のある=柔軟性のある人材」を育成するとともに、個人と組織のストレスマネジメントを並行して実施することが重要なのである。

 個人と組織の双方への支援を行うとともに、個人と制度整備による職場環境の改善に取り組む、個人と職場に安心と活力を育むためのサポートに今後も力を注いでいきたい。

(よつばワーク社会保険労務士法人 大崎華子)

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