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2017/05/22

「心が折れる職場」はなぜ生まれるのか!その対策は?(後半)

前回から現在話題の『心が折れる職場』の著者で、職場のメンタルヘルス問題に詳しい見波利幸氏お話し(抜粋)を掲載しています。今回は、その後半です。皆さん方の会社・職場の状況と比べてみてください。もし改善の必要があれば、平山のEAPコンサルタントのアドバイスがお役に立つと思います。ぜひお声をおかけください。

4.必要なのは4種類のサポートの使い分け
① そして、経営者のリーダーシップのもと、社内のメンタルヘルス問題に取り組むキーマンが「現場を第一線で支える管理者」です。したがって、管理者の意識改革も大きな課題といえます。「部下を支えるとはどういうことなのか、上司である管理者は理解する必要があります。
上司が部下に提供すべきサポートは四種類あります。一つは、適切なアドバイスや助言を与える「情報的なサポート」、二つは、部下の気持ちを理解する「情緒的なサポート」、三つは、実際に手助けする「道具的なサポート」、四つは、部下の仕事をきちんと評価する「評価的なサポート」です。
② しかし、上司は「基本的に自分が得意なサポートばかりしがち」と言われます。
「たとえば、コンサルテーションが得意な上司は、部下からの相談に『その時あなたはどうしたの?お客さんは?」などと情報収集して、『じゃあこうしなさい』と指示を出すだけ。心身ともに疲弊した部下をさらに追い詰めることもあります。それよりも部下の気持ちに寄り添って『あなたの苦労を理解しているよ』と伝えたり、上司が手を貸したりすることが必要かもしれません。部下に対して、どのようなサポートが必要なのかを吟味して四種類のサポートを組み合せて提供していくことが重要です。この機会に上司の皆さんは、自分の行動をぜひ振り返ってみてください。

5.自分の身は自分で守る!社員個人がすべきこと
① 安全配慮義務に違反した職場は、社員個人の力では中々変えられるものではありません。かといってメンタル不調を防ぐために個人が何もできないわけでもありません。個人がメンタル不調に対して、あまりにも無頓着で無防備であることにも問題があると指摘されています。
② 「いくら長時間でも仕事にやりがいを感じたり、仕事を通じて自分の成長を実感したり、将来への希望があれば」メンタル不調にはなりません。自分のキャリアを見据えながら、いかに仕事の価値を創造するかという視点で取り組むことが大切です。
③ 仕事への向き合い方に加えて「ストレス耐性を高めること」も個人が取り組めることです。睡眠を十分に取る、運動するなど、ストレス耐性を高めるために必要なことを知り、実践することが大切です。メンタルヘルスを会社や上司任せにせず、自分の身は自分で守っていかなければならないのです。

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