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2017/05/10

「心が折れる職場」はなぜ生まれるのか!その対策は?(前半)

 メンタル不調を理由に社員が休職や退職する職場が増えています。その背景には何があり、どのような特徴があるのか。現在話題の『心が折れる職場』の著者で、職場のメンタルヘルス問題に詳しい見波利幸氏のその理由とチーム全体の「心を整える」方法についてのお話し(抜粋)を二回に分けて掲載します。今回は、その前半です。皆さん方の会社・職場の状況と比べてみてください。もし改善の必要があれば、平山のEAPコンサルタントにぜひお声をおかけください。

1.急に太りだした人がいる職場は要注意!

 「コミュニケーションの欠如がメンタル不調を生み出す原因」と思われるかもしれませんが、コミュニケーションが一番の問題ではないと私は思っています。
 では、メンタル不調者を出さないためにはどうすればいいのか。まず、メンタル不調には、前兆があるので、上司はその「サイン」を見逃さないことが肝心である。
 その一つが「急に太り始めた」というもの、一般的には、食欲旺盛ならメンタル的には問題ないと思いがちだが、「深刻な状況の一歩手前かもしれない」のです。
 「ストレスを受けると暴飲暴食で発散しよう」とします。そのため、体重が増加するのですが、ストレスが改善されなければ、症状が悪化してうつ症状になり、体重の急増はメンタル不調に至る過程であり、体重が激減したときは、すでにどん底なのです。

2.遅刻や欠勤が多くなっている社員はいませんか!

 ストレスが原因で、入眠困難にすることがあります。布団に入って30分、1時間経っても眠れないのです。睡眠とうつは相関がありますから、睡眠が不足すると意欲が低下して何もする気が起きなくなります。朝起きることができず、遅刻が多くなるりです。さらに、悪化すると欠勤として表れます。最初は週明けの月曜日や連休明けに休みがちになり、次第に平日も休むようになれば、メンタル不調が進んでいる状態です。

3.メンタル対策をしない経営者は失格

① 職場でメンタル不調が増加する背景には、企業間の競争が激化し、功率重視のマネジメントが幅を利かせていることがあります。商品やサービスの品質は完璧を求められる一方で、予算や人員には限りがあります。企業が存続していくためには仕方がないとはいえ、極度の効率重視、業績重視のしわ寄せは末端の社員に向かうことになります。この事実を重視しないかぎり職場のメンタル不調はなくなりません。

②  メンタル不調を引き起こす職場環境が、その会社の体質であるのなら末端の社員がどうこうできるレベルではありません。社員が安全・健康に働くことができないなら、それは安全配慮義務違反です。従って、経営者は社員のメンタルヘルス問題に本気で取り組む方針を明確に掲げるべきです。予算をつけて対策を講じるなどして、組織ぐるみでメンタル不調をなくしていくということを全社員に浸透させなければなりません。

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